haremaru’s diary

文芸創作の方法などなどについて書いていくブログです。

物語の組み立て方の勉強法

こんばんは、晴丸です。

今日は先日に引き続き創作論です。

 

物語の組み立ては「序破急」で考えるとよい、と書きました。

しかし、序破急だけではあまりにもアバウトすぎて役に立たないよ! と仰る方もたくさんいると思います。晴丸も思います。

 

物語の展開というのは実はとてもパターンが少ないです。

試しに、作品のジャンル・方向性が似た商業作品を数冊買ってきて分解してみると、ページ数と展開がほぼ一致します。

そのぐらい物語の組み立てパターンは少ないのです。

 しかし、そういう話をするとこんなことを言う人がいるかも知れません。

「オリジナリティがないとダメだ」

新しい物語を考えたり、新人賞に投稿したりする人はいつかぶつかる言葉だと思います。ただ、物語の組み立てに限って言えば、無視しましょう。

物語の組み立てにはきちんとしたお約束があります。意図的にそれを破ることもありますが、逸脱するとそれはただの作者のわがままになり、読者が楽しむことを阻害します。

 特に「物語を作るようになってある程度立ったけれど、物語の組み立て方が分からない・盛り上げ方がわからない」という人ほど、このお約束を知らない・守らないことが多いと思います。

感覚的にこれをわかっていて出来てしまう人はわざわざ勉強するまでもないですが、そうではなく、上達したいと思う人は勉強した方がいいと思います。

 

☆物語の組み立て方の勉強法

商業作品を細かく分解していくのが一番効果的だと、晴丸は思います。

「逆プロット」と呼ばれたりしていると思います。

分解の目安は、長編を30~40シーンです。300ページの小説であれば約5〜10ページを目安に区切っていくのがいいと思います。

これは一作品だけ試してもあまり効果はありません。

先ほども書いたように、同じジャンルの似た作品で複数やってみることをおすすめします。

それを繰り返していくと、あなたオリジナルの物語テンプレートが出来上がっているはずです。

 

参考になれば幸いです。