「人生に影響を与えた1冊」
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
こんばんは、晴丸です。
今日は晴丸の人生に影響を与えた1冊をご紹介したいと思います。
半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
- 作者: 橋本紡,山本ケイジ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
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晴丸が今、文章を書いているのはこの作品のせいです。
この作品と出会わなければ、文章を書いてどうこうしようなんてこと思いませんでした。
「半分の月がのぼる空」を読んだのは高校一年生の冬でした。
その年の夏、ちっぽけな理由から一生モノの怪我をした晴丸は小学生の頃から打ち込んでいたスポーツが出来なくなり、いろんなことに対して無気力でした。
無気力無感動、なにをしてもなにも感じない。そんなときに読んだのが「半月」です。
この作品に直接、当時の晴丸を勇気づけるような件はありません。ただ、一人の男の子が一人の女の子と懸命に向き合う、それだけの物語です。
ただただ、打ちのめされました。
物語に、こんな風に人に影響を与える力があるのだと思い知らされました。
こんな物語を書いてみたい、と思ってしまいました。
その結果が、今になります。
当時とは創作に対するスタンスや気持ちもだいぶ変わってしまいましたが、晴丸の創作の根底には今もまだこの時の気持ちが少なからず残っていると思います。
いつかこの作品のように、誰かの心を撃ち抜く作品を作れたら……。